使用中に異音が出始めた換気扇のベアリング交換をしたことについてです。
一通りの交換手順を書いてみましたが、やってみた感じ次回からは換気扇本体は下ろさずにモーターだけ外しての作業が可能だったかもしれません。
このメンテナンス後は気になる異音もなくスムーズに換気扇が動くようになりました。
これで、あと数年は安心して使えるでしょう。
住宅の換気扇からガラガラ異音
新築から10年近くになるとレンジフード付近からガラガラと音が出始めるのも珍しいことではないでしょう。
もう新しいとは言えない換気扇なので、酷くなる前にベアリングの交換をしておいたほうが安心だと思い挑戦してみました。これも業者にたのむとモーター本体交換で工賃含めて結構な金額になると思われます。
最初に準備するのは
交換するベアリングの型番は6200ZZ(両側金属シール)、そしてベアリングを外す時に使用するプーラーと入れるときに使う塩ビ管が必要になります。他は一般に使われているドライバーやプライヤーなどが必要になります。
今回使用した塩ビ管は軸の径よりやや大きめだったので次回使うのはもう少しサイズが合ったものを選定してみたいと思っています(あるるかな?)。
それとレンジフード本体の型番はRH-78DF(クリナップ)、モーターの型番は90233661でした。換気扇のモーターって数字だけの珍しい型番なんですね。
ベアリング交換の作業手順
※注意:自分の備忘録なので真似されても保障はできませんので参考にされる場合は自己責任でお願いします。
まずは本体の型番を確認
クリナップRH-78DF 定格消費電力は101(111)W
本体をそっくり外す場合、手前に茶色く小さく見える蝶ネジみたいなのは外さずそのままで良いです。このネジで外れる丸い枠を外すと羽根を取り外すことができるので本体は軽くなるが、羽根外すのは下ろしてからでもいいような気がします。
次に二つならんだコネクタの右側(4極)のほうを外しておきます。
最初に外すネジは排気側についてるこのネジがいいようです。
壁側の4つのネジのうち回しずらそうな右下をはずして次に右上。
その次に左上、最後に左下の順番に外したがこのほうが本体押さえながら外すのに安定しそう、右下から左回りの順。
一旦この場所に置いてから構えなおしてから下ろす。
床に下ろした本体、床に何か敷いて養生すべきですね。
羽根を外すとこんな感じ、羽根の汚れが固くなっててなかなか落ちないので後日あらためて掃除が必要、今回は時間がないのでほどほどに済ませました。
左右に2本ずつ見えるネジ4本外すとモーターが取れます。
外したモーターの分解
これがモーター、羽根を固定するために軸に差し込まれてる黒いピンがなかなか取れない。外し方がわからないのでウォータポンププライヤで「むにゅー」っと押した後‥‥‥
ピンの径と同じ3mmの太さのプラスドライバの先を当ててプラスチックハンマーでやさしく叩く(実際は激しく?)。
正しい外し方ってどうするんでしょ?
ピンが取れたらケースを分解、3箇所ほど爪を折って固定してあるのでマイナスドライバでこじって開ける。
爪が外れれば割りとすんなり開きます。
いよいよベアリング外しの作業へ
早速プーラー使ってベアリングを外します。このとき軸に錆や汚れがあると抜けません(抜けなかった場合の対処は知りません)。
2個ともすんなり外せました、片方がグリスが固まって汚れて見えます。
こうなると手で回してもスムーズには回転しません。
このベアリングを交換して新しいものを圧入します。
新しいベアリングを入れたのがこちら、入れるのに上の塩ビ管を使ったのですが軸との隙間が結構あるので新しいベアリングを痛めてしまいそう。
もう少しぴったりなサイズの筒状のものがあればいいんだけど、組み込みできたので良しとします。
モーターを組み立て直して元に戻す
ベアリングの圧入が済めば後は簡単。組み立ては、ここまでの逆の手順で進めていきます。
コネクタの取り付けはファンをが安全に固定されてからにしました。
全部戻して最後にフィルター入れて完成。
あまりやらない作業で写真を撮りながら、いろいろ確認しながらなので2時間半ほどかかりましたが、こうして記録を残しておけば次からは勝手が分かってスムーズに出来るかもしれませんね。
