軽自動車のタイヤを手組みする【13インチ:スタッドレス】

タイヤをホイールへ組み込む作業をタイヤレバーを使い手組で行いました。

手組みでホイールへタイヤを取り付ける作業は、ホイールへ傷が付く可能性が高く(傷が入っても良いようなホイールでしかできない)初めての作業はベテランに教えてもらいながらでないと、ほぼ失敗してしまうと考えた方がよいでしょう。

タイヤのゴムは大変固く作業には危険を伴いますので注意が必要です。

また、新品のホイールへの組み込みはタイヤチェンジャーを装備した専門店へ頼むことえを強くおすすめします。

外したタイヤを他で使いたいときなどもビードを傷つけないために専門店に頼んだ方が良いでしょう。

準備したもの

まず作業を始めるに当たり準備したのは次の工具類です。

  • ビードブレーカー
  • タイヤレバー3本
  • ゴムハンマー
  • プライヤー
  • ナイフ(古いバルブを外すため)
  • バルブの虫外し

使用する工具の他に、新しいバルブとビードワックスを用意しておいた方が良いでしょう。

ビードブレーカー

タイヤのビードを落とし込む工具

タイヤの手組みに必要な工具

このほかにゴムハンマーが必要

画像にはありませんが、古いタイヤをホイールから外す最終段階で大きめのゴムハンマーがあったほうが効率よく外せます。

タイヤレバーは3本とも画像にある鉄製の棒状のものにしたほうが使いやすいです。赤のドライバーのような柄の付いたものは力が入りにくいようでした。

交換するタイヤ

タイヤは軽自動車用の13インチタイヤで新品のスタッドレス、ホイールは古いアルミホイールです。

組み込む新しいタイヤ

新品スタッドレスタイヤ155/70R13

新品タイヤのラベル

今回用意したのはYOKOHAMAのIceGUARD2本で、残り2本はまた時間があるときに作業をする予定です。

古いタイヤを外す

ホイールから外すタイヤ

新しいタイヤを組み込む前に古いタイヤをホイールから外します。

コアバルブを取り外しエアーを抜く

タイヤの空気を抜く

最初に「虫回し」を使いエアーバルブの中のムシを取り外してタイヤの空気を全部抜いてしまいます。

ビードブレーカーでタイヤを挟む

次にに、ビードブレーカーを使いタイヤのビードをホイールの内側へ押し込みます。

ビードを押しているところ

この作業が、タイヤレバーだけではできません。

ビードが内側へ落ちた状態

タイヤの内側、外側の両方のビードを外します。

ビードが全部内側へ押し込めたら、いよいよタイヤレバーを使いホイールの外側へ外していきます。

タイヤレバーを使った作業は、ホイールの外側を下にして内側(インサイド)で作業した方が傷が目だちにくいようですが、木枠や余分な古タイヤなど適当な台を用意しないとやはりホイールに傷がつきます。

①タイヤのビードの一部を思い切りホイールの内側の内径が小さい部分へ思い切り押し込みながら、その反対側の縁とビードの間にタイヤレバーを差し込みホイールの外側へビードをめくりあげます。

②強く押し込んだビードはそのままの状態にし(これが結構難しい)最初にビードをめくった直ぐ横に2本目のタイヤレバーを差し込み同様にホイールの外側へビードを出します。

タイヤレバーでタイヤを外す作業

③2本のタイヤレバーでビードを外に出した状態のまま、更にその横に3本目のタイヤレバーを入れホイールの外側へビードを出します。

④次に3本入れたタイヤレバーの外側2本を押さえたまま、真ん中のタイヤレバーを引き外して、最後に差し込んだ場所の隣へ差し込みビードを外します。

この要領で、徐々にホイールの内側からビードを出していくと半分くらい進んだところでスルリと全部外れるようになります。

タイヤレバーとゴムハンマーを使い分離

⑤タイヤに残ったホイールの外側へタイヤレバーをかけて画像のように押しだし、その両側をゴムハンマーで叩いてやるとタイヤからホイールを引き抜くことができます。

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バルブの交換

消耗や劣化が進んだことによりタイヤ交換をする際はバルブも同時に交換してしまったほうが良いです。

交換後の新品バルブ

ついでに交換しておかないと、バルブのゴムのみが劣化してエアー漏れを起こす恐れがあります。

このバルブの交換も外すのは簡単ですが、入れるのにコツがいる作業です。

組み込み作業

ビードワックスを塗る

ダイヤのビード部分にビードワックスを塗りタイヤを入れやすくします。

タイヤの内側からホイールを入れる

タイヤの内側からホイールを中に落とし込みます。残った外側のビードをタイヤレバーで入れていく手順です。

タイヤの軽点マークをバルブ位置に合せる

新しいタイヤの軽点(黄色の○)の場所をチェックし、ホイールのバルブ位置と合わせておきます。

ちなみにこのタイヤではタイヤの内外の区別があり外側には「OUTSIDE」と表記されていました。

タイヤのビードを入れていく

今度は外すときと逆にタイヤレバーでビードを内側へ入れていきます。

ビードの片側を完全にホイールの凹みへ落とし込んでしまった方がやりやすいのは入れるときも同じです。

今度はビードが内側へはまった部分が戻らないよう押さえながら、両手足を使って作業をしています(よって写真を撮る余裕がありません)。

外すときとは逆に一方へ狭めるようにビードを入れていきます。

タイヤレバーを使った脱着作業は、外すときよりタイヤを入れるときのほうが難しいように思います。

私の場合は、夏でなくても毎回汗だくになり途中で「これ入んないんじゃねぇ?」と思いながらやっています。

コツをつかめれば同じかも知れませんがそうしょっちゅう行うものでもないのでこの先もそうかなといった感じです。

完成したらビードを上げる

次の作業でも指を挟んだりする危険がありますので要注意です。

組み込みが完了したらタイヤにエアーを吹き込んでビードをホイールの縁に固定し密着させます。

組み上がった新品タイヤ

できれば手動のポンプや電動の空気入れではなくエアコンプレッサーを使って一気に空気を入れた方が良いですが、私も個人でエアーコンプレッサーは所有していないので、ガソリンスタンドにお世話になりました。

セルフで空気圧調整用にエアコンプレッサーが使えるスタンドに入り申し訳程度に給油をすませた後でタイヤに空気を入れます。

ホイールとタイヤに隙間が多いとビードが上がりにくいので、タイヤの接地面を地面にトントンと軽く付けながら1回転ほどさせれば良い具合になると思います。

ビードを上げる時に、バルブのムシ(バルビブコア)を外して一気に送り込んだ方が上がりやすいとどこかで聞いたときがありますが、以前にスタンドにビードを上げてほしいと頼んだときにムシは入れたままビードを上げていました。

最終的に規定の空気圧まで上げるのにムシは入れなければならないので外さなくてもすむならバルブには手をつけなくても良さそうです。

また、ホイールバランスを取りたいときなどは車に装着する前でないと車両からの脱着に工賃がかかる場合があるので、この状態のままサービス店へ持ち込んだ方が良さそうです。

以上の行程を終了し、最終的にエアー漏れがないことなどが確認できれば、車両への取り付けが可能な状態になります。

タイヤの手組は、揃えなければならない工具の種類と労力や怪我などのリスクを考えると割に合わないものかもしれません。

私も、次にタイヤを買い換えるときはカーショップやディーラーなどにお世話にる予定です。